もしかして捨てられる?

メッセージ

 わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。

   ヨハネによる福音書 15:4a


 イエス様は神様と自分との関係を「農夫とぶどうの木」にたとえ、自分と弟子たちとの関係を「ぶどうの木と枝」にたとえました。イエス様は「人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ」と言いますが、逆に「わたしにつながっていない人がいれば、枝のように外に投げ捨てられて枯れる」と言われます。そして、自分が与えた掟を守れば、イエス様につながっていられると言います。イエス様の与えた掟とは、「互いに愛し合いなさい」という掟でした。しかし、険悪な関係や避けるような間柄でなくても、むしろ親密な関係であればあるほど、愛し合い続けることは困難になってきます。イエス様の最も近くにいた弟子たちも、イエス様につながっている姿より、離れがちな姿を私たちに見せています。彼らは、イエス様の言うことを理解せず、裏切り、見捨ててしまうからです。しかし、復活したイエス様は、もう一度彼らとつながってくださいました。イエス様は、自分と離れてしまった人間を、自ら「つなぎ合わせて」くださるのです。そのように、全ての人を愛してくださったイエス様のように、私たちも互いに愛し合いましょう。

 説教概要一覧へ