御 言 葉
そこで、イエスは言われた。「花婿が一緒にいるのに、婚礼の客に断食させることがあなたがたにできようか。」
ルカによる福音書 5:34
救い主イエス様は、私たち人間の罪を私たちに代わって担い、十字架の上で死ぬことによって私たちの罪は神の前で赦されました。そのことがよしとされてイエスは復活され、今も神の右に座し私たちを見守ってくださっています。この救い主は、「まことの神」であり、同時に「まことの人」です。難しい用語を使いますと、「一つの人格の中での二つの性質(神性と人性)の完全な一致」と表現します。考えているとますます分からなくなるような表現ですが、実はイエス様が私たち人間の生活にどのようにかかわるかを根本的に決定する大切なことです。もしイエス様が「まことの神」でないならば、彼は旧約聖書の預言者たちと同じように神の意思を伝達する人間にすぎなくなり、私たちはついに神と直接かかわることはなくなります。私たちがイエス様と交わること、これは神と交わることでもあるのです。また、彼がもし「まことの人」でないならば、彼の働きは私たち人間の内にとどかず、外側に立って恵みを示すだけであって、私たちの内に入り恵みを運び込む方ではなくなります。この方は私たちと同じレベルに立ち内から支えてくださる方なのです。「まことの神にしてまことの人」であるイエス様を通してのみ、人間の完全な救いがなしとげられるのです。まさにイエス様とともに新しい時代が始まったのです。