御 言 葉
家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。
使徒言行録 2:46b.~47a.
なぜ私たちは礼拝に出席しなければならないのでしょうか?
毎日の暮らしにおいて、悲しみや苦しみに押し潰されそうだから慰めと励ましとを求めて教会に来る。確かに教会に来ればそれが与えられますが、それだけでは礼拝に出席する理由は半分だけなのです。実は、神様は私たち人間が神様を賛美することを求めておられるからなのです。
イエス様の十字架と復活によって神様による救いの業は終わりました。ですがこれだけならば、神様側からの勝手な押し付けがましい恵みに終わってしまいます。神様は人間抜きで、人間不在で救いの業を終わらせたくないのです。神様は人間無しの神であることを望んでおられません。神様はあくまで人間の神であることを望んでおられます。神様は人間との交わりを切に望んでおられるのです。神様の恵みに対して、人間の側からの応答、感謝、賛美の声があげられることを期待しておられるのです。まるでそれがなければ救いの業が完了しないかのように、です。
だから私たちは礼拝に出席するのです。