また来られるという約束

御 言 葉

 あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。

     徒言行録 1:11


 イエス様は復活後弟子たちの前に現れあれこれ教えてくださいましたが、40日経った後、聖霊が降ると約束してくださって、皆の見ている前で天に昇られました。そして、天の使いが「あの方はまたおいでになる」と告げてくれました。またおいでになる時は、終末の時、審きの時でもあります。イエス様の前に一人一人立ってこれまでの生き方を問われるのです。ですが、それはいつ来るか誰も知りません。イエス様は泥棒が来るようなものであるとおっしゃいました。いつ来るかわからない泥棒が今夜来るものとして、今を懸命に生きなさいとおっしゃいました(マタイ24:43)。
 しかし、私たちの中に、来ないのではないかという疑いや、不信が生じてくる時もあるのではないでしょうか。その揺らぐ心を支え、導いてくださるものが聖霊です。私たちはその聖霊と共に歩み、今日信じたら明日何かが起きてくるようなものではないが、神様の言葉を信じて、何も具体性を持っていない終末を忍耐して待ち望むのです。私たちはパウロが「日中を歩むように、品位をもって歩もうではありませんか」(ローマ13:13)と言うように、まだ世の中は闇に包まれていますが、主の支配はすでに実現している、もう夜が明けているのだと信じて人間本来の品位を保って生きるのです。それが私たちの生きる姿勢です。

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