御 言 葉
道端にいちじくの木があるのを見て、近寄られたが、葉のほかは何もなかった。そこで、「今から後いつまでも、お前には実がならないように」と言われると、いちじくの木はたちまち枯れてしまった。
マタイにより福音書 21:19
本日は「子どもの日・花の日」です。さまざまな花を眺めながら礼拝をささげています。花のような美しいものを見ますと、神様の恵みを実感します。ですが、神様はこの世界を楽しませるだけのために、私たちを造られたのではありません。神様は、私たちをこの世界で働くように造られたのです。神様が継続して行っておられる創造のわざに参与するようにと望んでおられるのです。ですから、イエス様も実践を重んじられます。
本日の聖書の箇所を読みますと、イエス様が、葉ばかりが繁って実のなっていないいちじくの木を呪ってたちまち枯れさせてしまうその姿に驚いてしまいます。イエス様は、いちじくの価値がその産み出す実にあるように、信仰と祈りの価値はそれらがもたらす結果にあるとはっきりおっしゃっておられるのです。イエス様にとって、宗教は現実的な実践的な価値を持つものなのです。ただ美しく、人生のつけ足しのようなものではないのです。
ただし、それは何かやみくもに働くようなことではありません。神様とイエス様との愛の交わりの中に私たちも入れられて、神様がお喜びになることをこの私にさせていただくのです。そこにこそ真に生きている喜びが湧いてきます。