賛美の意味

御 言 葉

 主よ、あなたはわたしを救ってくださった。わたしたちは命のあるかぎり主の神殿でわたしの音楽を共に奏でるでしょう。

   イザヤ書 38:20


 神は私たちを造られ、心に留め、顧みられています。私たちは偶然に生まれ、偶然に死ぬのではありません。すべてを包みこむ大きなもののまなざしのもとに生きています。それを知った者は神に向かって、「あなたはすばらしい」と賛美せざるを得ないのです。そして、神を賛美できることこそ人間の本質であり、人間の本質は神の救いにあずかることだと知らされます。人間は救いのうちに神を見るように造られたのです。神の慈しみを見て、その交わりに生きる、それこそ私たち人間が造られた目的です。
 ひとたび神のまなざしを目にした者は、苦悩のさなかにある時も、それを思い出します。私が造られたのはあなたの賛美のため、あなたの救いにあずかるためです、救いからもれ、空しくこのまま滅びるのならばどうして賛美が出来るでしょう、どうして造られた目的を果たせるでしょう、どうか救いの力を私に向けてください、滅びの危険から救ってください。賛美の喜びを知っている多くの信仰者はそのように祈り、事実救われてきたのです。

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