良い羊飼い

御 言 葉

 まことに、主なる神はこう言われる。見よ、わたしは自ら自分の群れを探し出し、彼らの世話をする。

       エゼキエル書 34:11


 私たちは自分は強い、自分の力で生きていけると思っていても、神様の目でご覧になればやはり弱い羊です。ライオンの持っているような強い力もなければ鋭い牙もない。鷲や鷹のような翼も爪もない。一匹で放っておかれたらたちまち道に迷い、溝に転落して命を落としかねない哀れな力のない羊のような人間。私たちはこのように見られていると思うとけっして愉快ではありません。ライオンのような力はないかもしれないけれども、他の助けなしで生きていけると思い込んでいるようなところがあります。

  しかし、そうでしょうか?アダムとエバが禁断の木の実を食べて以来、少しでも神様の姿に近づいてきたでしょうか。科学がかつてないほど発展している今日でさえ、いまだに人間は羊と同じく狼に脅かされている存在のままではないでしょうか。自分の中にある、自分の力ではコントロールできない、わけの分からないどす黒い暗黒のようなもの。これを人間は抱えたままです。この暗黒に人間はいつ引きずり回されるかもしれない、やはり弱い羊です。狼に脅かされないためには、人間は良い羊飼いの導きが必要なのです。

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