御 言 葉
わたしは、こう祈ります。知る力と見抜く力とを身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになり、本当に重要なことを見分かられるように。
フィリピの信徒への手紙 1：9～10 a.
わたしたちは今この国に生きています。わたしたちは神のご意思に従うキリスト者だからといって、いたずらに国を批判し、否定することは誤りでしょう。この国が常によい方向に進み、人々の間に平和が実現するように切に望み、できる限りのことをしたいと思っています。ですが、あまりにもたくさんの複雑で困難な問題に囲まれていて、どちらへ行くことが適切な選択か分からず混乱するばかりです。何をすればいいのでしょう。
祈ることだと思います。特に主の祈りの最後は、「国とちからと栄えとは限りなくなんじのものなればなり」です。この世の国と力と栄えが支配している所にあって、わたしたちは神の国と力と栄えとを基盤にして、出来る限り適切な選択を選び実行していくのです。そうして、どのような状況に置かれましても常に祈ります。祈っていますとそれは賛美に導かれます。賛美は神への信頼に導かれ、希望が湧いてきます。この希望に支えられてわたしたちは歩むのです。キリスト者にとって本当に重要なことは、まことに心が揺らぎ辛い時もありますけれども、いかなるときにも神を信頼し従っていくことです。
