常に傍らに隣人がいる

御 言 葉

 わたしは必ずその叫びを聞く。そして、わたしの怒りは燃え上がり、あなたたちを剣で殺す。あなたたちの妻は寡婦となり、子供らは、孤児となる。

  出エジプト記 22:22b~23


 上記に示されていますように、旧約の時代は「やられたらその通りのことをやり返せ」の時代です。ですが、そのすさまじいことをおっしゃっておられるのは神様御自身です。人間のことは本人もまたその相手のことも一番よく知っておられるのは神様、正しい裁きがお出来になるのは神様、ですから結局報復は神様が行うという考え方から、上記のように神様御自身がすさまじいことをおっしゃっておられるのです。
 しかし、旧約の時代は「目には目を、歯には歯を」の考えを超えていません。イエス様のお考えは「頬を打たれたらもう一方の頬も相手に向けよ」(マタイ5:39)です。この考えでなければけっして人々の間に平和がもたらせないからです。私たちはイエス様に倣って「悪人に手向かうことなく(マタイ5:39)」悪に抵抗しながら(イエス様は十字架にいたるまでそうなさり、すべての悪に勝利なさいました)、最終的には報復は神様におゆだねするのです。

  説教概要一覧へ