御 言 葉
更に、あなたがたは今がどんな時であるかを知っています。あなたがたが眠りから覚めるべき時が既に来ています。今や、わたしたちが信仰に入ったころよりも、救いは近づいているからです。
ローマの信徒への手紙 Ⅰ3：11
キリスト者は、イエス様がこの世に来られてから新しい時代が始まったと信じています。イエス様の十字架と復活によって、私たちは罪から解放され、死と虚無から解放されました。私たちはたとえどのような者であっても神から愛されている神の子です。救いの時代が始まったのです。しかし、天に昇られたイエス様が再びこの世に来られる時、すなわち神の国の完成の時はまだ来ていません。それがいつ来るのか私たちは知りません。私たちは既に救われていますが、最後の完成の段階を待ちながら暮らしている者たちです。このことを、キリスト者とそうでない人たちが共に暗い家の中に住んでいることによくたとえられます。家の中は確かに暗い、しかし、外には朝が来て既に明るいのです。このことを知っているのはキリスト者だけです。外は明るい、だから目を覚まして昼にふさわしい健全な暮らしをしていこう。たとえどのような事が生じようとももう絶望することはないのだ。同じ家の中にいるのにこの現実を知らない他の人たちに、私たちは知らせるのです。イエス様の誕生と共に新しい時代が始まったのだということを。
