御 言 葉
すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。
コリントの信徒への手紙 Ⅰ 13:7
賜物に恵まれていて、いくら素晴らしい業が出来ても、そこに愛がなければ単に騒がしいどらでありシンバルだとパウロは言います。彼はまず愛とは忍耐強いと規定します。忍耐強いとは相手がどのような者であれ受け入れるという、受け身的なことです。相手の存在や行為を、自分から見た価値によって簡単に判断することなく、まず受け入れるということです。しかも、愛とはそれだけで済むものではありません。愛とは情け深いものでもあります。相手を受け入れ、こちらから積極的に働きかけるものでもあるということですが、その際、こちらはけっして自分の利益は求めず、自分が当然受けるべき権利さえも放棄してまでも相手のためを思う、それが愛だとパウロは言います。忍耐して相手のことを受け入れ、出来る限りのことをして、大切に思う。大切に思うとは、相手を最後まで捨てない、最後まで信頼し、希望を抱くということです。そして、それでもうまくいかないならば、相手に対して、すべてに耐える、それが愛。このようなこと、誰が実践できるでしょう?イエス様がなさいました。パウロがしました。何よりも、このことを神様が喜ばれたのです。